2012年6月4日月曜日

ラフテレーンクレーン

ラフテレーンクレーン (rough terrain crane) は、荒れた地形などの不整地を走行することのできるクレーンである。

ラフテレーンクレーンはラフタークレーンとも呼ばれており、ホイールクレーンに属している。1つのエンジンを駆動源として走行、旋回、吊り上げなど全ての動作を行うところはクローラークレーンと似ている。四輪駆動、四輪操舵システムを装備しているため、悪路でも走行・作業に対応できる。しかし、メーカーによる自主規制により最高速度が50km/h(カタログ公表では49km/h)までしか出せない上に、エンジンがたいていの場合同程度の重量のトラックよりも小さく(25トン吊りの場合、4トントラック用のエンジンで26トンほど重量のある車両を動かす事になる)、公道を走行すると後方の車線が渋滞する原因を作ってしまうことが多い。また、大型のものは全長や全幅、重量などで制限を超えるため、公道の走行には道路管理者の特殊車両通行許可が必要となる。一部の大型車種については前後に誘導車を付けて、夜間しか走行できない車もある。しかし、通行許可の手続きは煩雑であり、申請してから数週間経たなければ許可が下りないこともしばしばあり、それでは工事に間に合わないために無許可走行している場合が多いのも現状である。ほとんどの車両は1人乗りであるが、運転席後部に座席を設けた2人乗りの車両も存在する。

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